光源の配光測定

光源の配光測定

光学試験校正室

光学試験校正室

光や色の測定評価

光や色の測定評価

サービス概要

当社が提供する光計測・校正・光安全性評価の受託測定サービスは、JIS Q 17025(ISO/IEC 17025)認定校正機関によるもので、光に関するあらゆる測定・校正・評価について、第三者試験所として信頼性の高いサービスを提供しております。
  • ISO/IEC 17025認定校正機関としての確かな信頼性
  • 光計測のプロフェッショナルがあらゆる光に関するご相談に対応
  • NISTトレーサブルによる高精度な測定・校正

このようなお悩みがある場合は、当社までご相談ください。
  1. どのように光学測定すればよいか分からない場合
  2. 第三者測定機関による光測定・評価が必要となる場合
  3. 光安全性評価のリスク判定をする必要がある場合(JIS C 7550/IEC 62471)

安全性の評価

■光生物学的安全性の評価(JIS C 7550/IEC 62471)

当社はJIS C 7550/IEC 62471に基づいた受託測定とリスク判定サービスを提供しております。
近年は高輝度・高指向性の光源が急速に普及したため、製品の安全や品質要求の高度化に伴い、「規格適合を説明できない」=「ビジネス上のリスク」となりました。
高出力LED照明・演出照明
液晶・OLEDディスプレイ、HUD、サイネージ
車載ヘッドランプ(LED/レーザー)
医療・検査・産業用光源
そこで、光を発する製品については、光放射による目や皮膚(人体)への影響を評価する方法として、JIS C 7550(国際規格では IEC 62471)が規格化されております。
ただし JIS C 7550(IEC 62471)の評価は、
測定条件の設定
評価距離
測定器の精度・校正状態
など、高度な専門性と測定トレーサビリティが必要です。
当社が提供する測定サービスは、ISO/IEC 17025認定校正機関によるもので、
測定の妥当性
結果の信頼性
国際的な通用性
が担保され、社外・海外に対しても説明力のあるデータとなり、法的効力のある証明書も発行しております。
JIS C 7550(IEC 62471)に基づいた安全性の評価測定サービス(リスク分類評価)を行なっており、以下の評価項目に対応可能な体制を整えております。

測定評価項目

■JIS C 7550(IEC 62471)の測定評価項目

冶具  光生物学的安全性評価サービス 
リスク 記号 測定項目 波長範囲
目および皮膚に対する赤外放射障害 ES 分光放射照度または露光許容時間 200nm-400nm
目に対する近紫外放射障害 EVUA 分光放射照度または露光許容時間 315nm-400nm
青色光による網膜傷害 LB 分光放射輝度または露光許容時間 300nm-700nm
小形光源の青色光による網膜傷害 EB 分光放射照度または露光許容時間 300nm-700nm
網膜の熱障害 LR 分光放射輝度または露光許容時間 380nm-1400nm
網膜の低可視光熱障害 LIR 分光放射輝度または露光許容時間 780nm-1400nm
目の赤外放射障害 EIR 分光放射照度または露光許容時間 780nm-2500nm
測定実施後は、結果をもとに下記リスクグループのどちらに該当するか、判定させて頂きます。
区分 内容
免除グループ - 何ら光生物学的に障害を起こさないもの
リスクグループ1 低 危険度 1 通常の行動への制約が必要になるような障害を引き起こさないもの
リスクグループ2 中 危険度 2 嫌悪感および熱的な不快感を伴う障害を引き起こさないもの
リスクグループ3 高 危険度 3 一時的または短時間の露光によっても障害を引き起こすもの
ご依頼内容によりますが、規格の光学安全性に関する評価も一部行なっておりますので、お気軽にお問い合わせください。


■光学安全性に関する規格

JIS番号 発行年 表題
JIS B 8445 2021 ロボットおよびロボティックデバイス-生活支援ロボットの安全要求事項
JIS B 8463 2022 除じん(塵)型床面清掃ロボット
JIS B 9704-2 2022 機械類の安全性-電気的検知保護設備-第2部:能動的光電保護装置を使う設備に対する要求事項
JIS C1010-1 2019 測定用、制御用および試験室用電気機器の安全性-第1部:一般要求事項
JIS C 6802 2018 レーザー製品の安全基準
JIS C 7550 2018 ランプおよびランプシステムの光生物学的安全性
JIS C 7551-1 2020 白熱電球類の安全仕様-第1部:一般照明用白熱電球
JIS C 7617-1 2021 直管蛍光ランプ-第1部:安全仕様
JIS C 7618-1 2021 片口金蛍光ランプ-第1部:安全仕様
JIS C 7623 2019 メタルハライドランプ-性能仕様
JIS C 7624 2022 放電ランプ(蛍光ランプを除く)-安全仕様
JIS C 8105-1 2021 照明器具-第1部:安全性要求事項通則
JIS C 8154 2020 一般照明用LEDモジュール-安全仕様
JIS C 8156 2022 一般照明用電球形LEDランプ(電源電圧50V超)-安全仕様
JIS C 8159-1 2018 一般照明用GX16t-5口金付直管LEDランプ-第1部:安全仕様
JIS C 9335-2-27 2023 家庭用および、これに類する電気機器の安全性-第2-27部:光線による皮膚照射用装置の個別要求事項
JIS C 62368-1 2022 オーディオ・ビデオ、情報および通信技術機器-第1部:安全性要求事項
JIS C 62841-1 2020 手持形電動工具、可搬形電動工具並びに芝生用および庭園用電動機械の安全性-第1部:通則
JIS T 0601-1 2017 医用電気機器-第1部:基礎安全および基本性能に関する一般要求事項
JIS T 7316 2014 眼光学機器-細隙灯顕微鏡
JIS T 7320 2015 眼底カメラ
JIS T 5752 2020 歯科-重合用光照射器
JIS T 5753 2021 歯科用照明器
JIS T 15004-2 2013 眼光学機器-基本的要求事項および、その試験方法-第2部:光ハザードからの保護
JIS T 10936-2 2014 手術用顕微鏡-第2部:眼の手術に使用する手術用顕微鏡からの光ハザード
JIS T 80601-2-60 2021 医用電気機器-第2-60部:歯科器械の基礎安全および基本性能に関する個別要求事項
JIS T 80601-2-61 2019 医用電気機器-第2-61部:パルスオキシメータの基礎安全および基本性能に関する個別要求事項

測定対象

■測定対象の例

ディスプレイ OLED LEDランプ ヘッドライト 屋外照明 信号機 薄膜フィルム 撥水 素材反射/吸収 美容器具
  • ディスプレイやOLED(有機EL)
  • LEDやランプ、レーザーなどの各種光源
  • ヘッドライトや屋外照明、信号機などの灯具
  • フィルターや薄膜フィルム、コーティングなど部材や素材の反射/吸収特性評価
  • UV光を利用した各種美容器具(脱毛、まつげエクステ、ジェルネイルなど)

サービス依頼

■受託測定サービスご依頼の流れ

JIS C 7550 (IEC 62471)に限らず、光に関する測定であれば、幅広く対応可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ お問い合わせ
測定内容をご連絡ください。
※「測定対象サイズ、測定箇所、測定点数、指定規格、希望納期」など
お打ち合わせ お打ち合わせ
測定内容に齟齬がないよう擦り合わせします。
※概算見積書もご提示できる場合があります。
測定・お預かり 測定・お預かり
ご注文後、測定対象物をお預かりします。
※測定設備を校正・認証取得しているため、出張による測定は不可となっております。
測定結果の報告・返却 測定結果の報告・返却
測定終了後、電子ドキュメントなどで測定結果を報告し、測定対象物をご返却します。
※有償による証明書の発行も行っております。

補足説明

■IEC 62471と光安全性規格について

【光安全性に関する国際規格の整理】

1.光安全性規格の位置づけ
光安全性に関する国際規格は、照明、LED、レーザーなどの光源製品が人体(特に目・皮膚)に与える潜在的危害を評価し、最小化するための共通ルールを定めるものです。
製品設計者にとっては安全設計の指針であり、使用者にとっては安全性が担保されている証拠となります。
この分野の中心的規格が「IEC 62471」です。


2.IEC 62471の概要と目的(中核規格)
2.1 規格の概要
IEC 62471 は「ランプおよびランプシステムの光生物学的安全性」を評価するための国際規格です。
【対象】
一般照明
LED光源
赤外・紫外光源
レーザー以外の広帯域光源
【主眼】
光輻射が人の目・皮膚に与える影響の評価とリスク分類


2.2 評価内容とリスク分類
IEC 62471では、以下を定量的に評価します。
  1. 光輻射スペクトル
  2. 放射輝度・放射照度
  3. 曝露時間
その結果に基づき、製品は以下のリスクグループ(RG)に分類されます。
リスクグループ 概要
RG0 リスクなし
RG1 低リスク
RG2 中リスク(回避反応前提)
RG3 高リスク
この分類は、
  1. 表示・警告要否
  2. 使用制限
  3. 設計改善の必要性
を判断する基準となります。


3. IEC 62471遵守の重要性
3.1 製品開発における意義
IEC 62471への準拠は、
  1. 製品が国際的に認められた安全基準を満たす
  2. 目・皮膚への健康被害リスクを定量的に管理できる
  3. 後工程での設計変更・是正コストを削減
といった点で、製品開発初期から組み込むべき必須要件です。


3.2 市場・規制対応の観点
多くの国や地域では、IEC 62471を直接参照または同等規格として採用しており、販売・認証・CEマーキング対応の前提条件となっています。


4. 認証とIEC 62471の関係
4.1 認証プロセスにおける役割
IEC 62471は、
  1. 評価試験
  2. 技術文書
  3. 認証審査
の基準規格として用いられます。

【典型的プロセス】
  • 適用規格の特定(IEC 62471)
  • 自己評価・リスク分析
  • 光放射測定・分類
  • 第三者認証(必要に応じて)
  • 市場投入


4.2 認証の価値
  1. 消費者への安全保証
  2. 法規制市場(EU等)へのアクセス
  3. 競争優位性・信頼性向上


5. 製品ライフサイクルにおける安全性評価
IEC 62471への準拠は一度きりではなく、継続的プロセスです。
5.1 開発・設計段階
  1. 光輻射リスクの初期評価
  2. 規格要件を満たす設計
  3. 予防的安全対策の組み込み


5.2 製造・市場投入後
  1. 安全試験と認証取得
  2. 使用者フィードバックの収集
  3. 規格改訂への追従・改善


6. まとめ
IEC 62471を開発初期から組み込むことが、安全・品質・市場成功を支える最重要ポイントです。
  1. IEC 62471は非レーザー光源の光安全性評価の国際基盤
  2. 目・皮膚リスクを科学的・定量的に評価
  3. 製品設計・認証・市場展開のすべてに関与
  4. 他規格(ISO 12312-1、EN 60825-1等)は用途別補完


用語補足
光輻射:光源から放出される電磁エネルギー

お
問
い
合
わ
せ